おはようございます。リングサイド親父の村田です。今日は、キックボクシング四方山話し「キックボクシングを100倍楽しむために」立技格闘技最強のキッックボクシング、そのルールについてです。 日本で生まれたキックボクシング、、数多ある格闘技の一つです。 元々は、タイの国技、ムエタイから来ていることを前回お話ししました。 格闘技といっても、本当に様々な競技があるものです。 ボクシング キックボクシング レスリング 空手 相撲 柔道 合気道 少林寺拳法 大道塾空道 日本拳法 古流柔術 中国武術 散打 総合格闘技 近接格闘術 サンボ キャッチ サバット テコンドー ムエタイ ラウェイ シュートボクシング ブラジリアン柔術 ヨーロピアン柔術 等々 ルールの違う格闘技、どれが最も強いかについて 議論をすることに、さほど意味があるとは思いませんが、 やはり、興味の一つは、 「だれが強いか」 「もし、##とxxが戦ったらどちらが勝つか」 というファンの心理は常にありますよね。 また、過去にも異種格闘技戦、様々な名勝負がありました。 今日はそのお話しではなく、 やはり、格闘技そのルールを知ることが、それを楽しむ"コツ"ということで このルールという観点でキックボクシングについてお話ししたいと思います。 キックボクシングが時々 「立技格闘技最強」、、と言われたりする理由、、 まさにルールにあります。 格闘技とは、球技や陸上競技と同じように競技の分類の一つですが、 立技格闘技とはひらったくいうと、 「寝技のない格闘技」のことですね。 ボクシング、 キックボクシング、 相撲、 空手道、 合気道、 シュートボクシング、 カンフー、 ムエタイ、 テコンドー、 ラウェイ、 サバット、 散打、 等々 これらは立技格闘技と呼ばれる競技です。 また、"殴る蹴る"という行為が認められているかどうかによって 打撃系あるいは組技系の格闘技ということになります。 キックボクシングは、もちろん、"殴る蹴る"オッケーですので、打撃系立技格闘技ということになります。 そのうえで、どのようにあるいはどこを使って、どこを狙って"殴る蹴る"が認められているのかによって、競技は細分化します。 キックボクシングは基本的にすべての部位を使った攻撃が認められている打撃系立技格闘技なのです。 つまり 拳(こぶし) 肘(ひじ) 足(あし) 膝(ひざ) のすべての部位を使った攻撃が認められています。 このルールをもって、「立技最強」と言われることがあるようですが、 もちろん、すべての部位を使って戦えるからと言って、その人が強いかどうかは決まりません。 蹴りがなくても、拳(パンチ)だけで勝てる可能性は十分にあります。 ただ、すべてを使うことができるので、作戦も多彩になりますし、駆け引きも様々です。 選手も様々な特徴を持った選手が現れます。キックボックシングの魅力の一つと考えます。 キックボクシング観戦を楽しむためには、まず、この点を理解することが とっても重要だと思います。 これを理解したうえで、以下が詳細なルールです。 NKB(日本キックボクシング連盟)のオフィシャルルールをもとにお話ししたいと思います。 1)体重別にクラスを決めて戦う。 フライ級/112ポンド(〜50.80kg) バンタム級/118ポンド(〜53.52kg) フェザー級/126ポンド(〜57.15kg) ←*村田選手、現在この階級の王座です ライト級/135ポンド(〜61.23kg)←*村田選手、6/25この階級の王座に挑戦します。 ウェルター級/147ポンド(〜66.68kg) ミドル級/160ポンド(〜72.57kg) *1ポンド=453.6g。 2)勝敗は、ノックアウトあるいは判定によって決する NKB審判部公認のレフェリー1名・ジャッジ3名によって行なわれる。 レフェリーは採点には加わらず、3名のジャッジにより勝敗を判定する。 3)判定基準 パンチ・キック・肘・膝の的確な攻撃を同等に評価するものとする。 評価順位は以下の通りとする。 1.クリーン・エフェクティブ・ヒット(有効打:全て同等扱い) 2.アクレッシブ・シップ(攻撃積極性) 3.ディフェンス(ガード) 4.リング・ゼネラルシップ(主導権) 4)1ラウンドは3分、インターバルは1分、3ラウンドあるいは5ラウンドで行われることが多いです。 5)採点方法:採点は「10点法」による。その分類は試合内容によって次の5段階とする。 1. 10:10 互角の場合 2. 10:9 若干の勝ちの場合 3. 10:8 ノックダウンまたはこれに近い状態を伴う明らかな勝ちの場合 4. 10:7 2回のダウンの場合 5. 10:6 KO扱いとする。2回のダウンと減点1などが加われば採点10:6が成立する 5ラウンドの場合は、50点満点となります。 6)ドクターチェック 1) 試合中の負傷によるレフェリーが必要と認めた場合、ドクターチェックを行うものとする。 また、負傷した選手はいかなる場合においてもレフェリーの指示に従わなくてはならない。 2) 上記1)におてドクターの診察の結果、セコンドはレフェリーの指示により対処に当たることができるものとする。 また、ワセリン以外の止血剤使用についてはインターバル中のみ使用可能とする。 3) ドクターチェックを何度行った場合においても、採点とは無関係とする。 7)反則 故意によるバッティング・サミング・噛み付きを含むキックボクシングで 認められていない攻撃及び公序良浴に反した行動を発した選手は、 レフェリ−の判断により注意または減点を与えることができるものとする。 *サミングとは相手の目をグローブの親指で突くことです。 以上がキッックボクシングの大まかなルールとなります。ご理解いただければ幸いです。 これがわかれば、試合観戦もバッチリです。 それでは、今日はこれにて。